オンラインカジノをはじめようと思うけど、なかなか一歩が踏み出せない方も多いと思います。
中でも心配なのが「本当は違法なんじゃないか」ということではないでしょうか?
そこでここではオンラインカジノの違法性・合法性について、過去の事例も交えながら紹介していきたいと思います。
オンラインカジノ自体に違法性はないのか
まずオンラインカジノが賭博(ギャンブル)として違法なのかという所から話していきましょう。
結論から言うと、オンラインカジノ自体は違法な賭博ではありません。
ただし条件があって、
- 政府から許可された運営ライセンスを取得している
- 違法とされている国でのプレイを禁止している
最低この2つを遵守していることが必要で、ライセンスを取得してなかったり違法とされている国のユーザー向けに配信しているオンラインカジノは違法運営となります。
日本はどうかと言えば公営ギャンブル以外の賭博は禁じられていますので、日本国内に拠点を置いたオンラインカジノはライセンスも取得できませんので違法運営となります。
日本でオンラインカジノをプレイすることは違法?合法?
では次に今回のテーマである「日本人がオンラインカジノをプレイすることは違法なのか、それとも合法とされているのか。」この部分についてです。
こちらも結論からお話すると、
日本の法律上では合法とされておらず、違法性はあるが違法ではない
これが現在の解釈になります。
シンプルに言えば「グレー」ということですね。
ただ合法ではないにしても、現在数多くのオンラインカジノが日本語対応にしてまで日本人プレイヤーの獲得に力を入れています。
その理由は、2016年におきた「ある事件」がきっかけでした。
その事件とはスマートライブ事件です。
捜査関係者の説明では、3人は2月、各自宅などで、海外にサーバーがある賭博サイト「スマートライブカジノ」にそれぞれ接続し、「ブラックジャック」で賭博をした疑いがあるという。同サイトのホームページによると、登録制で、「ブラックジャック」や「ルーレット」などで金を賭け、クレジット決済などで払い戻しができる仕組み。日本語版ページでは、日本人の女性ディーラーが登場し、チャットで会話しながらゲームができるという。
出典:京都新聞 2016年3月10日
この3人の日本人プレイヤーは単純賭博罪の容疑で逮捕された事件で、プレイヤーが逮捕されたのは後にも先にもこの事件だけです。
この事件が結局どうなったかと言えば、警察が3人に略式起訴で有罪としようとしたところ、2人は略起訴を受け入れ、1人は不服として裁判を起こそうとしました。
しかし、不服を申し出た1人の起訴は取り下げられた=無罪となったのです。
これによって、日本の司法は「オンラインカジノは違法性はあるけど違法ではない」と認めたわけです。
まとめ
このように現在では、オンラインカジノをプレイしたからといって日本の法律で裁かれることはありません。
ただしギャンブル依存症の問題など賭博に関しては国としてシビアな面があるので今後どうなっていくかはわかりませんので動向には常に注意が必要です。
また、スマートライブカジノ事件でも、逮捕された3名以外にもたくさんのプレイヤーがいましたが、なぜ3人だけが目をつけられてしまったのかと言えば、アカウントIDが写っているプレイ履歴をスクリーンショットしてブログで公開していたからだったようです。
現在もSNSや動画などでアカウントID入りのスクリーンショットを上げている方をたまに見かけますが、仮に違法の動きに向かった時には証拠の1つとなりえますので、普段から気をつけておくことをおすすめします。
いずれにしても現状では、ベラジョンカジノのような合法的に運営しているオンラインカジノであればプレイしても問題ないので、その点は安心して頂ければと思います。